U値のウソ。後編

U値のウソ。後編

驚くほど悪かった日本の基準。。

その基準の悪さに、さらに追い討ちをかけるような残念なところを発表しちゃいます

その前に⬇︎

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ガラスだけでなく、枠の材料の使用率を表したものがあったのでお見せしますと

日本ではアルミの使用率が75%程度

欧米ではほぼ逆転の25%程度ですね

木製・樹脂製で75%でさらにトリプルガラスってことですね

数値の違いは素材の違いってわけですよ

樹脂や木製だと劣化が。。とか!言い訳〜!!

中国より基準が低いって前編では書きましたがあくまで基準

なので実際はさすがに中国より性能が良いと思います

あちらさんはとんでもなくデタラメに基準をクリアしようとする風潮ですし。。

 

しかーし!そうとはいえ、日本も4.65などという数値を正直に出すことはできない!

頭のいい日本は、計算式でなんとかして数値を高めていくのです!(がーん!!

日本の窓はアルミサッシでペアガラスなのに数値が良い!!

 

日本メーカーのカタログを見てみると!?

あれ?坪井が書いてる数値より全然いいじゃん?あいつがウソか!?

ペアガラスでも、2.5とかトリプルなら1.0切ってたり

日本も負けてねーじゃん!?って思うし、そう願うわけですよ

書いてあるし!

 

でも違うんですわ!!!

なんでそこまで言うんや?

もうお分かりでしょう?

最低基準もないわけなので検査することもない!全部自作自演!

日本の窓メーカーは自分の良いように計算式を解釈し

自分の有利な計算をしていき

良い数値が出るような都合の良いことをしているのだろう?

 

そこをちゃんと計算して暴くところまではやらない自分!

暴くと言って暴かない!

だって難しい!(爆

てかその数値の根拠になる計算式を教えてはくれない。。

 

でもわかるよね〜

⬇︎これは図面を元に一つ一つの窓の数値を計算して送られてきた資料

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窓の大きさが違えば数値は変わるのも!

なので一つ一つの窓の数値が海外からは送られてきます(受注生産)

日本のカタログに載っている数値は種類別に違えど

どんな大きさでも数値は同じ。。(既製品なのに)

なんと計算はされていないのです。。

 

アルミ自体の性質が日本は優れているの?ガラス自体が海外のものより性能がいいの?

んなわけない!

外国からしたら、アルミ+ペアガラスでその数字出る日本のテクノロジースゲーーー!ですよ

それを信じていないから外国から窓の勉強をしにくる人なんていないわけで

正直恥ずかしい。。

 

そんな適当数値が結果的に回り回って光熱費として各家庭に現れてきます

そしてなんとヨーロッパではその光熱費の計算を義務化しているほど進んでいます

低燃費住宅などと言われ

エネルギーパスという「家の燃費証明書」が家選びの大きな要素にもなっています

そんなこともあり、計算をごまかすとかできない仕組みになっているのでしょう

 

日本にもエネパスの協会があって頑張っていますが

正直言ってヨーロッパのように普及はしておりません。

日本全体にその方向性が乏しいのも大きな原因でしょうが

その団体にもある部分で原因があったり(ゴニョゴニョ。。

でも、その計算の元の数字がめちゃくちゃだったりして

はじき出した数字が実際と全然違うのもかわいそうな事実

その事実を都合が悪いのでひた隠しにしたい誰かがいるのも事実

 

どのみち計算式は今現在、あてにならないのは絶対的な事実

 

だから、どっちが良いかを見極めて選択をしていくしかないのですよ

予算の限り!(優先順位高く!

 

さて

日本の窓のカタログはものすごく高性能に見えます。。

実際にいろんな技術力は世界でもすごいはず!なのに住宅業界だけはなんでこんなにお粗末?

原発と住宅にだけは何か見えない大きな力が働いているんだろうな〜。。

日本はそんなもんじゃね〜のにな〜。。

 

 

働きすぎてるのに裕福な意識がない日本

原因は住宅事情にあると思いますよ

代々に家を建てるお金を使っていたらね〜。。リフォーム代とかもね〜。。


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