「solaの家」見どころ最終回は耐震です。今回は長文です!
熊本県やその付近で被災された多くの方に、心よりお見舞い申し上げます。
私も自分自身でできる復興支援を行なっていきたいと思います。
この記事は地震に対し不安を煽ったり増長させるものではございません。
悪しからずご了承ください。
では
①構造計算というものがあるのをご存知でしょうか。
家を建てる時にはこれを必ずしないといけません。
では家を建てる時に、これを見せてもらった方はどれだけいるでしょうか?
これから住宅計画をする方は当然見せてもらえると思っていませんか?
多くの会社は、言わないと見せてもらえません。
言ってもお金かかりますよとか言われる始末。。
↓例えばこんなやつです。30ページ弱か、ソフトによって書式も違います。
まずは見せてもらいましょう。見せてくれるか聞きましょう。
必ず計算はしているんですから。
そしてなぜ見せてくれないか。
ハッキリ言います。見せるとそれについての話が長くなるからイヤなんです。
ここを変えればもっと強くなるとか施主に考えさせたくないんですね。
見れば当然、もっといい家にしたいですからね。質問しまくると思います。
②今の国の基準では全ての新築が阪神大震災(震度6強)程度なら倒れません。
そんな言葉に安心していませんか?
「倒れた」=「倒壊」です。
「倒れない」=「無傷」「小破」「中破」「大破」です。
「大破」とは倒れる寸前で、本震の後の余震で倒壊する可能性は大。
↓ここのhpがわかりやすいです。絶対見に行って!転載不可なので(そして戻ってきて!)
で、見てくれたとして。
耐震等級1は震度6強の時に「大破」で済む(1.0)。
耐震等級2は「中破」(1.25)、耐震等級3は「小破」(1.50)
大破の余震で倒壊すると考えたら、等級3でも余震で中破になる。
ならば等級3じゃないと家はその後住めなくなるのではないだろうか?
と私は考えるわけです。むしろ3以上の基準はないが
さらに強くする(耐震)か別の方法(制振)を検討する必要がある。
国の基準というのは、本震で命を守るために定めた基準であって
財産としての家を守るための基準では無いと、自分は認識しています。
↓これは「solaの家」の構造計算。
地震安全率というのが国の基準(1.00〜1.50)に対し
黄色のマーカー部分。計算上圧倒的に強いことがわかります。
台風が直撃した時にも全く揺れを感じませんでした。
ただし計算上強いだけではまだ全然ダメです。
↓重心(重さの中心)と剛心(強さの中心)が家の真ん中あたりに揃っていること。
OKですね♪ここまでを確認しないと!
③耐震耐震と言ってきましたが、もう一つの考え方、制振をご存知ですか?
残念ながら耐震には基準があるけど制振は何にも基準がない。。非常に残念。
基準がないから任意というわけです。でも考えてみてください。
任意なのに耐震と同格に扱われる制振。基準がないからダメなんじゃなくて
制振は計算しにくいし、既存住宅は全て耐震。
家は建替えがきく、命を守るだけなら耐震で十分。
それ以上は個人の責任ですってことなんじゃないだろうか?
制振とは「制振ダンパー」というもので行います。
車のショックアブソーバーの家バージョンです。
自動車部品メーカーが製造していることが多いです。
耐震は家自体の強度を上げて、揺れないようにする事に対し
制振は揺れる事を前提に、それを吸収してくれるって寸法です。
このダンパーを家の1階の柱梁に斜めに12本程度、取り付けます。
というわけで、結論。
⑴耐震をとんでもなく高めるか?
⑵1.50程度の強度にプラスして制振を取り入れるか?
どっちかが良いと私は思います。
長々と書いておいて、その気にさせて、どうせお高いんでしょ!って?
ふふふふ〜
1軒あたり35坪程度として、耐震等級3で制振ダンパーつけて
90万円くらいですかね♪(耐震等級1のダンパー無しからの差額)
耐震等級1は作った事ないからもっと安いのかも知れないが。。
※ちなみに認定を取るか取らないかは別の話として書いています。
耐久はお値段がグンと上がるけど、耐震は安いんですよ!
長持ちは高い!強さは安い!覚えておきましょう♪
5/7の内覧会にお越しの際は
これまで書いてきた、見どころ1〜4についての予習(質問)と
書いていないその他のコトは当日のお楽しみに!
既にご予約いただいている方!楽しみにお待ちしております。
晴れるといいな〜♪