さて気を取り直して浜松の建築めぐり。
その2はDLOFRE’Sと言う都田建設という住宅の建築屋さんがやっている複合施設的なところ。
建築事務所の他にCAFE、雑貨屋、本屋、外構屋などが点々と配置されています。
写真の小さい小屋はただのお飾り。全然写真に収まらないほどで公道をあちこち挟んで
ドロフィーズストリートとなっています。
有名建築家が御託を述べて出来上がった施設と違って
ココは地に足ついた作り手の夢が形となって、しっかり「人が生きる場所」になっていました。
住宅建築会社が客引きのためにその他の販売をやっているわけではない。
結果的にその人たちがいつか家を建ててくれるだけのことなんですが
これがコチラ側にいる多くの業界関係者からすると難しい。だから真似できない唯一無二の存在となるわけです。
私は山が欲しいとずっと思っていて、自分で開拓して村を作っていって、なんて夢があったりして
その方向性ですでに実現している人がいるのが羨ましい。早く山を買いたいです!
一番奥にあったCAFE。中に入ると人がいっぱいです。でもみんなくつろいでいられる空間になっていました。
作りはどちらかというと雑なんですがそこには目がいかないほどの有名家具の嵐。
雑=安価。ということで否定ではなく、この空間を作り上げるための費用のバランスが絶妙!
設計士が自己満でこだわるディテールってやつはここにはあまりなく
訪れる人目線を尊重しての演出。
どれほどの人がこの椅子たちのことを知っててきているのか。それすらも座ったらわかる。というスタンス。
知っている人には専用コーナーも奥の奥に設けていて、決して売るためにやっているわけじゃない。
ただひたすらに、本当のことを伝えたい、気づいて欲しい。素敵ですよここ!
今回は時間がなくて見て回るだけになってしまい
あまり滞在はできなかったんですが、是非また来て細かいところを感じたいと思います。
そしてそんなこの施設から見えてくる「ウラ側」に共感が持てる!
ここの社長はきっと素晴らしい人。社員から尊敬されているに違いない。
社員もここで働くことに誇りを持っているに違いない。
スタッフであろう全員が、この施設を大切にしていて、そして満面の笑みで挨拶してくる。
これってその会社を見るときに最重要項目で、不満がある社員からは絶対に引き出せないこと。
会社を大切にするから、この施設をさらにより良い場所へ作っていく意欲が湧き、今はこの感じになっている。
将来はさらに良い雰囲気にレベルアップするに間違いない。
他人事のように出来上がった施設ならば、完成後は散らかり荒れていく。
それを躍起になって維持していこうとする会社とは雲泥の差。
どっかの会社では社長が「お前たちちゃんと片付けろ!」なんて言葉!ここは社員が率先してやってます!多分。
そんなところをお客さんには是非見るポイントにしてほしい。ここの社員でも関係者でもないただの通りすがりですが!
そんな社員がいる会社です、多分。で、そんな社員と打ち合わせして家を建てるとなると
まず楽しいわけですが、気づいてください。
お母さんが子供に「ちゃんと片付けなさい!」とよく言ってたりしますよね?
あれ?さっきのどっかの社長と同じじゃ?
きっとここの社員との打ち合わせで出来上がった家ならば
お母さんはそんな言葉出さなくても済む家を建ててくれるんじゃないでしょうか!
まぁとは言え、家づくりは知識と経験がモノを言う世界。それだけでは埋められないものはあります。
人数の多い会社ではその辺りが手薄になりがちなので、私がお勧めした以上
都田建設社員さんには今以上にスキルアップ!生涯スキルアップ!してお客さんに対応して欲しいと
本当に勝手ですが思っています。応援しております。
そして、ここには多くの建築系マニアック本〜DIY、庭づくり本が置いてありました。
そっち系にはアンテナ高いもので、買うほどには至りませんでしたが、いい本ばかりです。
そして手にとって少し立ち読みしてしまった本がありました。
「社員をバーベキューに行かせよう!」という本。
これ!タイトルだけ見て即買おうかと思ったくらい。まぁそれでも本を読む方ではないのでやめましたけど。
ただ、GLAM’PLANでやっている社員用キャンプ合宿や庭キャン。お客さま用体験BBQなどで話す
その内容がかなり酷似していてウケた(笑
この本を店頭に置くあたりも社風が伺えていい。
世の中の裏側を読み続けて生きてきたので
こうやって諸手で褒め称えられる会社を見ることができて本当に嬉しいので勝手に宣伝しちゃいました!
そしてその3 ぬくもりの森
ここはちょっと。。駐車場に500円取られて。。
どんだけもいいんだろうね?といきなりハードルを自分で上げといて
特筆すべきところがないという。。お金と時間を返して欲しい。
ドロフィーズでお茶すればよかったわ!といったところです。二度と訪れることはないでしょう。。
この雰囲気が住宅街にある時点で萎えた。これは避暑地かロケーションのいい場所を選んでやるべき。残念。