羊毛断熱材とは?
羊毛100%をとうもろこし繊維でつなぐ工夫で自然素材100%とも表現できる画期的断熱材です。 発火しにくく延焼しくく、表面は優れた撥水性と吸放湿性を持ち水に濡れてもすぐに乾き形も崩れないという、特性があります。ウール製品には虫害の心配がありますが当社が使用する羊毛断熱材「ウールブレス」なら安心です。「オクトボー」と言うホウ酸を主成分とした、人体に危険がない害虫忌避材を繊維の中に閉じ込めてあります。この害虫忌避性能は100年以上持続します。(国立オーストラリア科学産業研究機関(CSIRO)の研究による)ダニ・カビなどの心配はありません。羊毛はその特性として常に湿度を50~60%に保とうとします。ダニは湿度が70%以上の環境でなければ成育出来ません、よくカーペットにダニがたくさん居ると言われますが羊毛100%のカーペットにダニは一匹も居ません。化繊のカーペットでは生きることが出来てもウール100%のカーペットでは生きられないのです。
羊毛断熱材の特徴
01断熱性能
ウールは繊維が縮れているために空気をたくさん蓄えることができます。さらに、ウールは熱伝導率が優れており、繊維組織内にある空気が外部の空気の進入を防ぎ優れた断熱効果を得られます。
02結露防止
優れた調湿機能が結露を防止
羊毛繊維の表面を覆うウロコ状の「スケール」は撥水性があるので、水滴をはじき返しますが、湿気自体は通過させる特性があります。 これにより表面はさらっとしていながらも、内側は湿気を吸放湿する事で優れた調湿機能を発揮します。湿度が高くなると繊維内に湿気を吸収し、逆に湿度が低くなると空気中に放湿。周囲の湿度を55%に保つので、カビの心配は要りません。表面はさらっとして、ヒョウヒダニが生息できない環境になります。湿度の高い日本の気候風土に柔軟に対応できる断熱材です。
03防音性能
室外からの騒音、室外への音漏れを吸音
ウールは防音性に優れ、室内の反響音や屋外の騒音を抑える働きがあります。2階や3階の床衝撃音を抑えるために床にウールブレスを使うというのもよい方法です。一流ホテルのロビーが静かで話がしやすいのは、カーペットやカーテンにウールが使用されているからです。
04耐火性能
発火しにくく、延焼しにくい
ウールは発火しにくく、延焼しにくい繊維なのです。その性質を評価され、たとえば「ボーイング社」の飛行機の内装、新幹線のグリーン車のカーペットや座席。一流ホテルではカーテンにもウールが使用されています。着火しても火源を取り除けば燃焼し続けることなく、短時間くすぶるだけで消える安全な繊維だからこそ!なのです。そして、有害物質が発生する恐れもありません。
05防虫性能
食塩と同じ岩塩から抽出した防虫剤
ウールブレスに使用されている防虫剤「オクトボー」は食塩の原料である天然の岩塩から抽出されたものです。 少ない量で充分な防虫効果を発揮する非塩素系ホウ酸であり、人にも地球にもやさしい安全な防虫・防蟻剤(忌避剤)です。殺虫剤ではありません。 非塩素系ホウ酸は無機質のため分解される事がなく、高い防虫効果が半永久的に持続します。
06安全性能
シックハウス対策に最適な断熱材
ウールブレスは一切の接着剤を使用せず、シックハウスの原因となる有害物質「ホルムアルデヒド」を含んでいません。逆にウールはホルムアルデヒドなどの化学物質を繊維内に吸着し、再放出しません。まるで、天然素材の空気清浄機です。